ご挨拶
当院のHPをご覧頂きありがとうございます。
1992年に父が設立した医院を2014年に継承し、生まれ育った津市野田の地で診療を続けさせてもらっています。
継承当時からエコーによる安全な麻酔や注射に注目し治療を行って参りましたが、その後も機器の小型化、高性能化は目覚ましく、それに応じて新しい評価法や治療法がどんどん進歩しています。
「再生医療、ハイドロリリースやプロロセラピー、体外衝撃波治療、超音波骨折治療、乳児股関節疾患の評価…」等様々な物が挙げられますが、それらの多くは従来の評価法に加えたエコーによる正確な病態評価が基本となっています。よくある注射であってもそれが本当に筋肉注射になっているか関節内注射になっているかは、エコーを見ながらでないと確信は持てないと思います。
新しい治療だけでなく、「手術前の目的組織や危険な組織の走行のチェック」や「リハビリの際の施術前~後の観察」など、従来の診察・治療に対しても様々な工夫された利用法が次々に提案されています。Xp・CT・MRIと同様に有用であり、かつ安全・簡便・費用的にも負担の少ない機器として、今後も整形外科だけではなく、運動器診療に関わる様々な分野でより発展していく事が予想され、日々スタッフとともに勉強を続けています。
また、これまで多くの患者様に神経を主なターゲットとするハイドロリリースやその結果を踏まえたリハビリを行ってきて、「局所の不調と全身のバランス」がセットであるのと同様に、「脳と末梢神経の状態」も常にセットであるという事を学びました。専門的な治療で局所を良くできれば、全身のバランスや患者様の活力まで良い方向にもっていける可能性がある一方、患者様一人ひとりの生活環境やストレス、姿勢、仕事中の動作などに目を向けていなければ、ただ一時的であったり、漫然とした治療を続けてしまう可能性もあります。患者様に関わる多くの事に注意を払い、自分とは違う立場で患者様と関わるスタッフの助けも借り、一人ひとりに合わせた安心感の持てる長期的な解決法を一緒に構築していけるのが理想と考えています。
まだまだ知らない先人が残した膨大な知識、従来の治療や考え方を学びつつ、進化していく新しい治療にも冷静な目を持ってついていける様努力するのはもちろんの事、「機械やAIにはできない患者様との関わり方」を第一に考え、スタッフ一同頑張っていきたいと思っています。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
2023年7月 院長 村島 一平
略歴
平成15年 昭和大学医学部卒業
昭和大学病院、太田西の内病院、関東労災病院、昭和大学横浜市北部病院 など
資格等
- 医学博士
- 日本整形外科学会専門医
- 日本整形外科学会認定リウマチ医・リハビリテーション医・スポーツ医
- 日本手外科学会専門医
- 昭和大学医学部整形外科学教室 兼任講師
- 厚生労働省認定臨床研修指導医
所属学会 etc
- 日本整形外科学会
- 日本手外科学会
- 日本肘関節学会
- 骨折治療学会
- 日本運動器科学会
- 日本臨床整形外科学会
- 国際手外科連合日本支部
- 日本骨粗鬆症学会
- 日本整形外科超音波学会
- 日本医師会
- 三重県医師会
- 津地区医師会
- 昭和大学整形外科学教室 同門会
- 三重大学整形外科学教室 同門会