2018年 1月
開業継承してあっという間に3年が経過しました。日々新たな問題や課題に直面し反省する事も多々ありますが、周りの方の様々な助けもあり、少しずつ自分の目標とするクリニックに近づいているという実感もあります。
勤務医時代は各疾患をパーツごとに考え、それぞれ部位ごとに専門的な知識を勉強、追及していた様に思いますが、開業してより身近で患者様に接するにつれ、人間の体は全てが連動しているという事を強く感じる様になりました。楽な姿勢や偏った姿勢により体の一部分の酷使が蓄積され、長い目で見ると本来の動きは失われコリや痛み、体型の崩れにつながり、それが色々な疾患につながっていくのだと感じています。
今後は骨粗鬆症や各疾患の治療の前に、日常に役立つ姿勢指導や柔軟性の強化、筋肉や関節の使い方の指導にも力を入れ、できるだけ長持ちし、バランス良く使える体を作る手助けとなる様患者様やスタッフとともにトライしていきたいと考えております。
また近年エコー装置の発達により今まで思いもよらなかった病態の評価や安全かつ劇的な治療効果が簡便に得られる様になってきております。全身に応用が可能な技術であり、さらに研鑽を積んでいきたいと考えておりますが、特に上肢疾患に関しては手外科学会専門医として診断から保存治療、手術、後療法まで一貫して治療を行える体制の強化、安全性の強化をさらに進めていきたいと考えております。
日々目の前の患者様への最善の治療を真剣に考え、学ばせて頂き、患者様の生活に少しでもプラスになる様なクリニックを目指していきたいと思います。
今後とも宜しくお願い致します。
2014年 開院時
この度、11年間勤務いたしました昭和大学整形外科を辞し、平成26年11月より父が開設したむらしま整形外科において、稼業を継承する事となりました。
これまでに学んだ様々な経験を生かして、人のつながりを大切にし、皆さまの信頼、安心感が今まで以上となるよう努力、研鑽を続けていきたいと考えております。
日々変化していく社会において、微力ながら皆様のお役に立てる地域医療を実践し、気軽にかかっていただけるクリニックを目指してスタッフ一同がんばってまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。