ハイドロリリース Lv.2

より適切にハイドロリリースを理解するために

痛みを感じるのは結合組織に分布する末梢神経
各部位の筋緊張を調節するのも末梢神経

  • 骨や関節、筋間や脂肪間、さらに神経、血管、靭帯などの各組織を隔てるlayerを形作る膜 -結合組織(fascia)-が少しずつ性質を変えながら蜜な所や疎な所を作りつつあらゆる組織を連結しているといった考え方があり、fascial skelton=結合組織による骨格=と呼ばれます。(皮膚もfasiciaと考える事ができます。)
  • くもの巣のような微細な物から筋膜の様なしっかりとした物がありますが(お肉を食べる時の白い膜を連想して下さい。)、組織を明瞭に隔てる厚めの膜を形成している所に神経終末や栄養血管が豊富にあり、感覚のセンサーとして働いていたり筋の緊張状態に影響を及ぼしていると理解しています。(膜が痛い。)
  • 医療業界以外でも様々なリリースといった言葉が広まっていますが、筋膜を中心とする色々な膜をリリースする事で神経の調節機能を改善するのがリリースの効果と思われます。

ハイドロリリースの本質としては、微細な末梢神経が走るfasciaのリリースによる神経の微小狭窄や血流の改善とrehydration(保水)にあると考えられ出しています。 また生理食塩水による(神経の活動電位の主役である)Na+への影響が神経細胞そのものに影響を及ぼしているのかもしれません。


今後の研究による解明が待たれる所ですが、いずれにしろ生理食塩水を主とした成分によるfasciaへのリリースは、間違いなく色々な神経線維の状態を正常近くに戻す事を多くの患者さんとともに実感しております。 不思議な事に知覚神経の過敏、鈍麻(痛覚過敏や感覚低下)、運動神経の過敏、鈍麻(肩こりの様な過剰な筋緊張や不全麻痺などの筋力低下、麻痺)、いずれの症状も神経の状態を正常方向に向けて整える作用があります。

ただし多くの場合効果は一時的であり、長期的に考えるのであれば、ご自身の体の使い方や姿勢、生活パターンの改善(特に精神的ストレスを軽減する為の行動)を見直していく必要があります。(ストレスと痛みの遷延や悪化は必ずといっていい程関連しています。) 痛みをとり、過剰な筋緊張をとり、ストレスを軽減するための行動を一緒に考え、その上で正しいリハビリや指導を行って初めて真に患者さんにとって実のある治療につながっていくと考えております。 患者さんとともに考え、試行錯誤し、改善を目指し共に努力していく治療を目指し今後もスタッフ一同研鑽を重ねていきたいと思います。

三重県津市にて整形外科を診療する「むらしま整形外科」についてご案内します。

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